目黒比翼塚

2016年12月14日

虚無僧にまつわる史跡として目黒不動前に残る
比翼塚(心中した男女を弔った塚)を訪ねてきました。

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鳥取藩士平井権八(1655~1679)は父が同僚に侮辱されたのを恨み、殺害して江戸に逃亡。
吉原の遊女小紫と親しくなるも金に困り辻斬り強盗を重ね130人以上を殺害。
目黒の虚無僧寺東昌寺に逃げ込み虚無僧となる。
親にひと目会いたいと虚無僧行脚で鳥取を訪れるも両親は既に他界していた。
観念した権八は江戸に戻り自首、鈴ヶ森で処刑される。
遺体は東昌寺に引き取られたが、遊女小紫はそこで後追い心中する。
権八25歳、小紫21歳、二人の悲恋を哀れみ比翼塚が建てられた。

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この事件が歌舞伎に取り入れられ白井権八という役柄になったとのこと。
虚無僧寺東昌寺は現在比翼塚がある場所から西に200m程のところにあったとのことです。