虚無僧研究会総会2014

2014年4月29日(火)

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虚無僧研究会の総会に出席してきました。
活動報告、会計報告等が終わった後には
石井汲芳氏による講演が行われました。
同氏は明暗36世小林紫山の直弟子富森虚山門下。
先人達の人柄や稽古風景など興味深い話をお聞きすることができました。

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続いて酒井松道氏による講演が行われました。
「京都明暗寺尺八奏法の変遷」と題して
真法流と対山派の奏法の違いなどを実演を交えて
分かりやすく解説して下さいました。

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続いて「SPレコードを聴く会」。
今回は樋口対山、福城可童の貴重な音源を聞くことができました。

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別室では「浮世絵の虚無僧」展覧会が催されました。
今となっては現実離れした感じがしてしまう虚無僧たちが
たくさんの浮世絵の中に生き生きと描かれていて、
江戸時代の人々にとって虚無僧はどのような存在だったのだろうか
と貴重なコレクションを拝見しながら考えました。

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プログラム終了後には恒例の懇親会、
流派の垣根を越えての集まりなのでいろいろな方と知り合えたり
普段手に手に入れられない情報に触れられたり
楽しいのと同時にとても勉強になります。

虚無僧研究会が発行している機関誌「一音成仏」も
貴重な情報が盛りだくさんです。
ご興味のある方はお気軽にぜひご入会を。
→虚無僧研究会ホームページ

 

三ッ岩岳と会津駒ヶ岳

2014年4月12・13日

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友人と一緒にまだ雪深い南会津の山に登ってきました。
まずは登山口から谷沿いの道を歩きます。
至る所雪崩の跡だらけで、注意しながら歩を進めます。

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谷沿いの道から尾根道への合流を目指します。
ほとんど踏み跡がない状態だったので深い雪の中を歩くのが大変でした。

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やっと尾根に辿り着くと素晴らしい眺めが!
見渡す限りの山また山!
平家の落人伝説が残るふもとの檜枝岐(ひのえまた)村ですが
一説には日本一山奥の集落だとも。
納得してしまう眺めです。

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三ッ岩岳山頂手前で初日はテント泊。
雪山でのテント泊は初チャレンジだったのですが寒かった~(!)。
でも寒さと強風の中でのテント設営・撤収、
食事や睡眠など良い経験になりました。

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二日目の朝、雪に埋もれた避難小屋を発見(!)。
実は可能ならこの小屋に宿泊するつもりだったのですが昨日は発見できず。
発見出来たとしてもこの埋もれようでは宿泊できなかったでしょうが。
テント泊の準備をしてきて正解でした。

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ちなみにこちらが夏に撮影された避難小屋です。
この写真から推測すると4mくらい雪が積もっているでしょうか。
さすが豪雪地帯です。

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三ッ岩岳山頂(2065m)に到着。
雪に埋もれて標識はないし
なだらかなピークなのでかなり地味な山頂でしたが
360度、山しか見えない眺めは圧巻でした!

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そして三ッ岩岳から稜線伝いに会津駒ヶ岳を目指します。
実はこのルート、本当は登山道がない場所なのですが
藪が雪で埋まる積雪期にだけ歩けるありがたいルート。
他の登山者は全くなし、最高の天気と眺めを
貸し切り状態で楽しむことができました。

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稜線を歩くこと約3時間、会津駒ヶ岳山頂(2133m)に到着。
こちらは百名山だけあって、登山客や山スキー客で賑わっていました。
この後は一気に下山して、ふもとの温泉に入ってから無事に帰宅しました。

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下山した場所から車を停めた場所まで歩く途中にカモシカに遭遇(!)。
最後の最後にちょっと嬉しいハプニングでした♪

 

囃子用五本調子

2014年4月4日(金)

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お客様よりご注文いただいた囃子用五本調子が完成!
ご要望により3オクターブ目の鳴り易さにこだわりました。

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おかげさまで作りの丁寧さにはご好評をいただいております。
あとはお客様に気に入っていただけるよう願っております。

☆ご注文製作承ります
囃子用の場合、各地によって使用される笛に違いがあるため
見本を見せていただければそれに合わせて作らせていただきます。
籐巻き、糸巻き、塗りの色等ご要望に合わせて製作致しますので
お気軽にお問い合わせ下さい。

藍空(らんくう)工房
〒311-4616
茨城県常陸大宮市桧山589
0295-55-2087