2014年4月29日(火)
虚無僧研究会の総会に出席してきました。
活動報告、会計報告等が終わった後には
石井汲芳氏による講演が行われました。
同氏は明暗36世小林紫山の直弟子富森虚山門下。
先人達の人柄や稽古風景など興味深い話をお聞きすることができました。
続いて酒井松道氏による講演が行われました。
「京都明暗寺尺八奏法の変遷」と題して
真法流と対山派の奏法の違いなどを実演を交えて
分かりやすく解説して下さいました。
続いて「SPレコードを聴く会」。
今回は樋口対山、福城可童の貴重な音源を聞くことができました。
別室では「浮世絵の虚無僧」展覧会が催されました。
今となっては現実離れした感じがしてしまう虚無僧たちが
たくさんの浮世絵の中に生き生きと描かれていて、
江戸時代の人々にとって虚無僧はどのような存在だったのだろうか
と貴重なコレクションを拝見しながら考えました。
プログラム終了後には恒例の懇親会、
流派の垣根を越えての集まりなのでいろいろな方と知り合えたり
普段手に手に入れられない情報に触れられたり
楽しいのと同時にとても勉強になります。
虚無僧研究会が発行している機関誌「一音成仏」も
貴重な情報が盛りだくさんです。
ご興味のある方はお気軽にぜひご入会を。
→虚無僧研究会ホームページ