藤田竹心師ご来訪(後編)

2012年11月28日~12月1日

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楽しい日光旅行を終え、茨城の工房に移動した後は
藤田竹心師の今回の一番の目的である
笛用の竹材採取に出かけました。

青森県は篠竹自生域北限よりはるか北にあるため
実際に自分で竹材を採取する機会が無かったとのこと。
ねぷた笛作りの名人が、まるで少年のように
目を輝かせながら竹藪の中で動き回っていました(笑)。

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翌日は茨城県大子町にある日本三名瀑の一つ
「袋田の滝」を訪れました。
「華厳の滝が男性的な迫力なら袋田の滝は女性的な美しさ」
とは藤田師のコメント。
どこか昭和の薫りが漂うような
古き良き観光地の雰囲気も楽しめました。

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その後、同じく大子町に残る虚無僧寺「永隣寺跡」を訪ねました。
1602年頃「生瀬騒動」と呼ばれる水戸徳川家による
村民大虐殺事件がこの付近で起きましたが、
この永隣寺はその直後に開かれたようです。
水戸徳川家が事件後の情勢安定を計って建てたと考えられ、
「虚無僧は幕府のスパイだった」という説を裏付ける
一つの資料ともなっています。

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永隣寺跡に残っていた虚無僧墓が数基、
道路を挟んで向かいの地蔵堂敷地内に移されています。
虚無僧墓の前で藤田師と共に献奏。
(政府のスパイだったと思うと庶民としては複雑ですが(笑))

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3日間の工房ご滞在中、夜は薪ストーブを囲みながら
本場のねぷた囃子や錦風流尺八を教えていただいたり
いろいろな話を聞かせていただいたり
本当に楽しい時間が過ごせました。

藤田竹心師、今回は遠いところをわざわざおいでいただき
どうもありがとうございました!